
今日の現場で、社員同士が少し言い争っていた。
二人の言い分を聞いてみると、片方の社員がミーティングで決まった段取りを無視していたらしい。
勝手によその部署から作業員を抜いて、自分の部署で使っていた。
自分の部署のバイトには、他部署からでも人を引き抜けてオレすごいだろ?アピールをしていたらしい。
そのアピールと、段取りを無視したことに、もう片方の社員が怒ってしまっていた。
ほとんどの倉庫では、朝や夜に社員ミーティングがあると思う。
あなたの会社では、社員はどんな姿勢でミーティングに参加しているだろうか。
もし、上司や当番などの司会者だけが一方的に話しているようなミーティングなら、これからは自分でもっと発言した方がいい。
ミーティングでは、どんどん場をかき回そう。
単なる作業内容、進捗の報告だけなら問題ない。
しかし、作業内容の反省点などを話し合う機会があれば、自分の部署の問題点・改善点、他部署の問題点・改善点を積極的に発言するべき。
特に他部署の問題点・改善点は、自分の担当部署で協力できそうなところがあれば、積極的に提案する。
それが先輩社員であろうと上司であろうと、どんな問題なのか、どんどん深掘りする。
それってこういうことですか?こうしたらどうですか?という提案をしていく。
少しくらい的外れでもかまわない。
面倒なヤツだと思われるかもしれないけど、あなたの昇進に影響力のある上司は、そういう発言力を評価する。
そして、ミーティングで決まった段取りを無視して現場を回している社員がいたら、積極的に詰問しよう。
なぜそんなことをしたのか?人を抜いたおかげで、抜かれた部署がどんな風に困ったのか?
ミーティングで決まったことを、簡単に覆すな、という姿勢を忘れずに。
僕は、こんな風にミーティングに参加していた。
社員になりたての、一番下っ端だった頃から一貫していた。
先輩社員には生意気なヤツだと思われ、実際に言われもした。
でも、仲間付き合いをする意味もあまりなかったので、気にしたことはない。
むしろ、そういったミーティングの姿勢、実際に現場で先輩社員を指摘する姿勢を評価され、割りと早い段階で係長に昇進した。
当時の会社では、係長が現場全体の責任者だった。
上司に昇進理由を聞いたことがあるが、ミーティングと現場で、上司の言いたいことを代わりに言えるから、と教わった。
問題が見えるたびにいちいち上司が出て行くわけにはいかないから、自分で気がついて遠慮なく指摘できる社員が欲しい、ということ。
それは、僕がセンター長になった時にも強く感じた。
上に立つと、会社での立ち回りはすごく楽になる。