
給料の割に受け持つ仕事が多かったり、職場で自分の意見が全然言えなかったりすると、会社を辞めたくなることもあると思う。
せっかく会社に入れたから、というよりも、せっかく現役でいるのだから、辞める前にいくつかチャレンジしてほしいことがある。
・自分の意見をミーティングで伝える
⇒辞めるかどうか悩んでいるのなら、会社に言いたいことが少なからずあると思う。
上司の不満だったり、会社の方針への不満だったり。または他の従業員への不満だったり。
何か不満があって辞めるのはかまわないけど、次の職場で同じ不満と向き合わなければいけなくなる。
自分の意見をまとめて人に伝える練習をしないと、一生同じ不満を抱える羽目になる。
だから、現役で会社員であることを利用して、その不満をみんなに分かってもらおう。
どんな内容でもいいけど、辞めたくなるほどの不満を抱えたままいてはいけない。
ある人の仕事の仕方が不満なら、改善策まで考えた上でミーティングなどで発表する。
一対一で伝えるのもいいけど、たいてい口論で終わるからオススメはしない。
ちゃんとミーティングで公にして、他のみんなの意見も聞いてみよう。
対立は気にするべきではない。でも、対立ありきで話を進めてはいけない。
改善してほしい結果まで考えると、その人がやってた、あなたにとってイヤな方法も筋が通ったものに見えてくることもある。
相手が変わらなくても、ものの見方が変わるだけでも、大きな収穫だと思う。
・給料アップの交渉をする
⇒昇給時期は決まっているからやるだけムダ、と思っているなら、大きな間違い。
成果はボーナスで評価されることもあるし、定期昇給の上げ幅が変わることもある。
評価されないのは、単にあなたが成果を出していないから。
これは実際に給料を上げることが目的というよりは、言いなりにはなりませんよ、主体的に仕事しようとしてますよ、というアピールの要素が強い。
交渉するには、今の現場でより利益を出せる提案を考える。
わかりやすいのは作業員の削減。20人いる現場を15人にするとか、午前中だけのパートを減らすとか。
現場の配置を見直して、各工程ごとにもっと人を減らせないか考える。
それを提案書にまとめて、コツコツと上司に提案する。
一回だけじゃ意味が無いので、月イチくらいでコツコツやる。
例えば5万円収益を上乗せできる提案をして、自分の給料も5万円上げてくれ、と交渉してほしい。
ハッキリ言って諦め上手な倉庫の社員で、こんなことをする人はいない。
給料が安いのも上司がわかってくれないのもしょうがない。だから辞める、という思考の人がほとんど。
そんな思考のまま辞めたって、せいぜい今と同じ程度の会社に転職するのがいいところだと思う。
そして、また同じことで不満を持って、いずれ辞める。
だから辞める前に、自主的に動く練習だと思って、思い切って給料アップの交渉に取り組んでほしい。
・他の仕事を取りに行く
⇒営業に行けということではなく、倉庫内の他の仕事を取りに行くということ。
やりたかった現場でもいいし、自分の現場でもう一項目仕事を増やしてもいい。
一番いいのは、より責任ある仕事を取りに行くこと。
今見てる範囲より、上の段階の仕事に取り組んでみてほしい。
目的は、視野を広げること。
自分の現場しか見ていないと、狭い世界で生きてることに気が付かない。
今抱えてる不満は、狭い世界だからこそ生まれる不満なことがほとんどなのです。
人のやり方が気に入らなくても、視点を変えると意外とアリなことも多い。
上司や他の社員が聞く耳持たないのも、今の現場だけで考えれば当たり前だったりする。
辞める前に、転職するつもりで、自社の他の仕事にも目を向けてほしい。
とりあえず3点だけど、肝は自分の意見を人に伝えることをやり尽くしてほしい、ということ。
自分の中だけでこんなにやった、あれもした、こんな事を考えた、で終わらせてはもったいない。
良い仕事を作るスキルが身についたら、人に伝えるスキルも身につけてほしい。
聞いてくれないのは提案がダメか、聞く側に興味がないか。
もし他の社員が改善などに興味がなくて聞いてくれないなら、社員をまとめる立場に立てばいい。
彼らの上司になって、業務命令として提案を聞かせればいい。
上司が聞いてくれないなら、その上の立場になればいい。
会社を辞めるのはそれから。
人に伝えるスキルが身について、実力で人の上に立ってからにした方がいい。
そうしないと、いつまでたっても下の立場で悶々としていることになるよ。
交渉は場数を踏まないと上手にならないかも。
踏める場数がある人はいいけど、ないなら少ないチャンスを確実にものにしたい。
場数を持ってなければ、説得や交渉をするテクニックを身につける方法が書いてある、この本を読むといい。
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何もしないまま辞めるなら、二度と就職しない方がいい。
意見を伝えるというのは、それほど重要なこと。
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